2009年6月16日火曜日

『四川のうた』 をみて



「四川のうた」原題/二十四城記 を見た。
   監督:賈樟柯 2008年/中国・日本

中国、四川省成都にある巨大国営工場、
《420工場》が周囲の経済改革、公害汚染
など、発展を理由に閉鎖される。
そこに働いていた人たちや家族は、どこに行ったらいいのだろうか?

 50年余もの年月、一つの町のように存在してきた《420工場》には、学校もあれば病院もあった。死も誕生も成長も老いも出会いも別れも全部あった。
映画の中の人は、その思い出を昨日のことのように語り、涙して、懐かしむ。


映画がドキュメンタリーのように作られる中で、役者さんが演じている場面がある。
それは、監督が420工場で働いていた人たちの話を聞いて練り合わせて作った
セリフであるとのこと。

 どうして、そうなったのか?
監督のインタビューに、誰もが、自分の話などは面白くないと言い、他人の話をする
のだそうだ。 そして確かに、人々の話は似かよった話が多い。

 場所や時間が違っても、人々の生活は大差がないということなのか。。。


私はこの映画を、近所のおばさんやおじさんの話を聞きに行く・・・
ような気持ちで見に行った。
普通の人が、普通に生きる姿の映画が、一番心にズシっとくる。

 私の成都の友達も、北京の先生も、この映画を知らなかった。
最後に、ポスターにもなった一番有名なシーンを紹介する。

 

2009年6月8日月曜日

designer of China

   今日は、中国のデザイナーを紹介します


デザイナー集団の名前は、levelidea レベルイデア

 このデザイナー達の最大の特徴は、限界を感じさせないこと。

デザインのみなもとは、透明度の高い湖の底に無造作に山になって
いて、一つか二つをひょいっと拾い上げては、あっという間にイメージ
を形にして見せてくれる・・・・これは、彼らへの私の印象。
 
 私が名刺をデザインしてもらった時は、あまりのデザイン性の高さに
びっくりし、名刺を手に取った方々が一様に微笑むので、効果絶大の
名刺になりました。
 logo・web・card・身近な物から、商品、広告、車など大きなものまで
なんでもデザインしてくれます。

 デザインが変える世界を感じました。。。