2011年11月25日金曜日

パケナムさん



 感想を書くには難しい本で、政治体制から天皇制まで語らなければ
いけなくなりそうなのでやめておくが、2点だけ。

1.今になって60年前のことを調べたいとした時、日本を含めた先進諸国は
 その門を大きく開けて閲覧、copyなどさせてくれるんだ、ということに感動した。

2.人一人が国を動かすことが多々あることは知っているが、それは英雄だったり、
 王様だったりすることが多い。
 ところが、このパケナムさんは、普通の人だ。
 彼が、何を好き好んで日本とアメリカを大きく動かすことに協力したのか、
 等身大の人が語る戦後を知る、第1級の資料だと思う。

 この本は図書館で借りた本ですが、手元にも置いて追う一度読み返したいと
 考えている。

2011年11月1日火曜日

『ジェノサイド』


 んんんんん、何も言葉がでないほどすごい本であった。
ネタばれを恐れて多くは記せないが、この世という概念はすべて、人類のため
だけのことなのね。。。 という感想。
それも愚かな人類・・・

折しも『沈黙の春』を読み始めてすぐにこの本を薦められたので、
なんというタイミング! 目に見えない糸を感じるなと思っていたところ。

帯の下にはこういう絵が隠されている。


 兎も角スゴイ人です。高野氏の次の作品が楽しみです。